トルマリンって本当に効果があるのか

トルマリンとは

 

トルマリンは鉱山で採れる天然鉱石で、10月の誕生石としても有名です。白、黒、ピンクなど様々な色があり、中には宝石として価値の高いものもあります。

 

主な産出地としてブラジル、中国、イスラエルなどが知られており、日本でも少ないながら採掘される鉱山がありますが、その希少性のため海外のものに比べて高額であることが多いようです。

 

トルマリンの歴史は古く、18世紀初頭から、電気を発する不思議な鉱石として知られていました。そこで、スウェーデンの学者カール・リンネ(Linnaeus、Carolus 1707-1778)によって、「electric stone(電気石)」と名付けられたことから、トルマリンは和名として電気石と呼ばれています。

 

その後19世紀になり、キュリー兄弟(Pierre Curie及びJacque Curie)及びリーケ(Riecke)らの学者によって、トルマリンが電気を発する仕組みが解明されました。1990年代になってトルマリンの電気的特性や含有元素、人間の健康に大変有意義であることが判明し、これに伴って、原石、パウダー、浴用、寝具、ジュエリー、多用途素材、携帯グッズ、サポーター、衣類、化粧品、調理器具、ペット用品、塗料などといったあらゆる分野にわたるトルマリン製品が製造・販売されるようになりました。

 

さらに、トルマリンに外から力を加えると、その周囲にマイナスイオンを発生することが測定から確認されており、そのメカニズムは正確に分かっていませんが、トルマリンの圧電性に起因していると考えられています。